不動産ニュース10月号

 埼玉県や千葉県、神奈川県で中古マンションの価格下落が鮮明になっています。高騰が止まらない東京都心の物件とは対照的に周辺3県は前年同月比では10カ月連続でマイナスとなり、在庫物件も過去最多に積み上がりました。都心の価格上昇に引っ張られて高額になりすぎたことに加えて、住宅ローン金利の上昇への警戒も重なって需要が鈍っています。東日本不動産流通機構によると、8月時点で埼玉県の在庫物件は5658戸、千葉県は4459戸、神奈川県は1万1620戸。3県合計は、前年同月比12%増の2万1737戸。データを公表している2002年以降、最多になっています。一方、東京都心の中古マンションは価格上昇の勢いが止まりません。主に千代田区、港区と渋谷区は「まだ為替相場が円安とみている海外の人たちは多い」と指摘。都心物件への興味は依然高く、今後も取引量は増えると推測されます。