不動産にはさまざまな価格が存在するのをご存じでしょうか。
不動産の価格は「一物五価」とも呼ばれ、1つの不動産に5つの評価額があります。不動産の評価額は常に変動するため、目的に応じて評価額を使い分け多角的に判断しなければなりません。不動産の評価額とは、不動産の価格や税金を計算するうえで基準となる価格のことを言います。不動産は、取引金額が大きく、また税金も関係するため、ある程度の指標となる価格が決められています。
この不動産の評価額は「一物五価」とも言われ、1つの不動産に次の5つの評価額があります。①実勢価格②公示地価③基準地価④路線価⑤固定資産税評価額
それぞれ、目的や見る人などによって調べる評価額が異なります。
ちなみに、5つの評価額に「不動産鑑定評価額」を加えて「一物六価」という場合もあります。不動産鑑定評価額とは、不動産鑑定士が不動産の価値や収益性、周辺の取引事例などの経済価値のみで客観的に不動産を評価した価格のことです。
不動産鑑定評価額は、客観的に評価しており、公的な不動産評価の基礎ともいえる価格になります。