不動産ニュース7月号

 東京国税局が7月1日発表した東京都内の2024年の路線価(1月1日時点)は、標準宅地の平均で前年比5.3%上昇しました。3年連続のプラスで、上昇率も前年から2.1ポイント拡大。新型コロナウイルスの影響が和らぎインバウンド(訪日外国人)の流入が活発化した浅草や再開発が盛んな地域の上昇が目立ちました。東京都内の税務署管内ごとの最高路線価は、比較可能な46地点のうち45地点で上昇し、1地点が横ばいでした。上昇率でみると、前年はゼロだった「10%以上」が8地点、同15地点だった「5%以上10%未満」が27地点に上り、多くの地域で上昇傾向が勢いづき「下落」は前年に続きゼロになりました。