不動産鑑定士が不足しています。国土交通省は、土地や建物の価格を評価する鑑定士の制度を見直し合格条件を緩和するほか、農地の評価を鑑定士の業務に新たに加えるそうです。不動産鑑定士は、民間の不動産投資のほか、公示地価など公的審査も担う。同省によると、試験の受験者数は2016年度1568人とピーク時の約3分の1に減少。同省の調査では、鑑定士登録者数約8300人のうち、60歳以上が4割以上を占め鑑定士の高齢化も進んでいるうえ、合格率は約1割にとどまっています。このため、将来的な不動産鑑定士不足を解消するため、同省は人材確保を急ぐそうです。最近は、相続の遺産分配や農業法人などが農地を担保に融資を受ける際、鑑定士が評価を求められるケースが増えています。こうした増加を見込み、資格を取得すれば?ビジネスが拡がりそうです。