世界で超高層ビルの建設ラッシュが起こっています。2017年に完成する超高層ビルは約240棟。前年に比べて倍近くに増える見通しです。不動産投資が活発な中国が半数を占めるほか、中東や東南アジアも勢いがあります。「超高層ビルは景気拡大期に建設され、完成するころには不況に陥る」とのジンクスがありますが、当てはまるかどうかは今後の経済動向によります。中国・深圳市の「平安国際金融中心」が今年完成のビルで最も高く、約600メートル。中国では上海市の「上海中心大厦(上海タワー)」に次いで高く、世界でも4番目。現在の世界一はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある「ブルジュ・ハリファ」で約830メートル。三菱地所が2027年度の全面開業を目指すJR東京駅北側の常盤橋街区で進める再開発プロジェクトが建設するビルの高さは日本一の約390メートルになります。